全国体育学習研究会 - ZENTAIKEN Web Site

全国体育学習研究会
           
まえがき
「楽しい体育」の考え方
(25回京都大会佐伯)
指導活動について
(28回福岡大会)
学習形態について
(28回・30回大会)
選択制について
(30回大宮大会)
低学年基本の運動
(59.10嘉戸他)
学習評価の概要
(29回秋田大会)
学習過程について
(29〜31回大会)
特性を生かした授業
(27回北信濃大会)
特性の捉え方
(32回富山大会細江)
楽しい体育
運動の特性
学習のねらい・めあて
今持っている力で楽しむ
指導性と自主性の調整
自発性と指導性の調整
楽しい体育批判と
楽しい体育の可能性

〜学習形態(主として個人スポーツ)について〜
第28回全体研福岡大会・第30回全体研埼玉・大宮大会

1 着目の仕方
 (1) 解決しようとする問題の内容の似かよった仲間(集団)の構成
   @ 挑戦課題の似かよった仲間を組織する。
   A 問題解決の方法の似かよった仲間を組織する。
    a.フォームに挑戦−注意する技のポイントの似かよった仲間
    b.障害の高さに挑戦−場の工夫の似かよった仲間
 (2) 学習者の欲求や能力などの問題解決能力の水準の似かよった仲間(集団)の構成
2 具休的な学習活動の組織の仕方とグループの名称の整理
克服型 達成型 競争型 集団の性格 行動様式



とび箱運動

マット運動
障害別グル
ープ
(克服の対
象となる障
害の条件に
着目)
場所別グル
ープ
(基準を達
成するため
に適した場
所に着目)
  自発的集団 流 動 的



障害走
走り高跳び
走り幅跳び
  場所別グル
ープ
競争グルー
自発的集団

制御的集団
流 動 的

固 定 的
ボール運動
 (球技)
 ・ゲーム
  競争・
ゲーム
グループ
制御的集団
固 定 的
   ↓
流 動 的
(競争が成立し、且つ未
確定性の幅が大に着目)
   ↓
自発的集団
 
 ・親グループ・・・・・・・・・・基本グループとも呼んでいる。転換の過渡的段階、及び学習段階
                の特徴に応じて、グループ学習のように固定的グループを組織して
                学習を進める場合がある。
                  この名称に対応して、臨時グループという使い方があるが、この
                名称は概括的であまり意味を持たない。
 ・準備グループ・・・・・・・・器具・用具・場所等を準備するための集団を組織する場合がある。
                このグループを準備グループと呼ぶ。
 ・めあて別グループ・・・・基本的には、学習活動の組織の仕方(1)Aに着目した場合に、この
                名称がでてくる。また障害別、場所別グループをさらにAに着目し
                て組織し、分化させる場合は、それぞれのグループの下位グルー
                プとして出てくる場合もある。
3 障害別グループ・場所別グループの活動を促進するための指導活動の方向
   〜 めあての個別化(多様化)に応じた教育の方法を求めて 〜
   自分の力に合った条件の場への移動、すなわちめあての達成を自発的・自主的なもの
   にするためには、つぎの条件を満たす方向で指導活動が働かなければならない。
 (1) めあてが明確であること
   ・今もっている自分の力がわかり、それに対応しためあてが理解されている。
 (2) 場づくりが豊かであること
   ・めあての個人差をすべて吸収した、豊かな場の条件になっている。
 (3) 挑戦の場・選択・移動が自由で、常に開放されていること
 (4) 学習のしかたがわかっていること
   ・練習のしかた、挑戦の仕方、できばえの確かめ方、協力・励まし合い等の行動の仕方
    が、子どもたちによくわかっている。
 ※ 楽しい体育における学習目標の個別化(多様化)に応じた教育の方法・学習形態の検
    討
   ここでの検討は、主に学習形態の問題に触れたい。つまり、上記にみられるような楽しい
   体育の多様的な教育の方法を吸収できる学習形態は、伝統的な学習形態では、解決で
   きないということは明白である。したがって、楽しい体育では、主体学習を主流とした、あ
   らたな学習形態の工夫が必要となってくる。
    それゆえ、楽しい体育では、クラス(教室)を集団の一単位(社会組織)とし、単元学習を
   基本に開かれた クラスとしての『今日的問題解決学習』の形態で進めていくことが考え
   られる。
     『今日的問題解決学習』とは、戦後教育における問題解決学習と区別するもので、そ
   れは、楽しい体育の学習と指導の進め方の総体を、学習形態論の視点から見た概括的
   概念としてとらえることになる。こうした考え方を図にすると、次のようになる。

               学習目標
       個別化(多様化)
習熟度別学級
選択科目









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完全な個別化授業
オープンスクール
今日的問題解決学習
同一(画一化) ------------ ------------------ 個別化(多様化)
教育方法
一斉指導 オープンスクール
プログラム学習
完全習得学習
落第と飛び級
      同一(画一化)